振り向き (cm/360) とは?
振り向き (cm/360) とは、「マウスを何cm動かすとゲーム内の視点がちょうど360°回転するか」を表す数値です。「振り向き◯cm」という言い方は、正確には180°回転 (真後ろを向く) の距離を指すことも多いですが、このサイトでは国際的に使われる cm/360 (=360°の距離) を基準にしています。振り向き180°はその半分です。
なぜcm/360で考えるのか
ゲーム内の「感度 1.0」という数字は、ゲームごとに意味がまったく違います。Valorantの1.0とApexの1.0では回転速度が3倍以上違い、さらに同じゲームでもマウスのDPIが違えば実際の速さは変わります。
cm/360は「マウスを物理的に動かす距離」なので、ゲームにもDPIにも依存しません。腕や手首の筋肉が覚えるのはこの物理距離です。だから、
- ゲームを移っても同じcm/360に合わせれば、エイム感覚をそのまま持ち込める
- エイム練習も同じcm/360で行えば、練習した感覚が本番のゲームで再現される
というわけです。このサイトのエイム練習も、内部ではすべてcm/360で感度を管理しています。
計算式
ゲームの感度設定は「マウスの1カウント (DPIの1単位) で何度回転するか」を決めています。これを yaw定数 と呼びます。
cm/360 = 360 ÷ (感度 × yaw定数 × DPI) × 2.54
主要ゲームのyaw定数 (deg/count):
| ゲーム | yaw定数 |
|---|---|
| Valorant | 0.07 |
| Apex Legends / Source系 | 0.022 |
| Overwatch 2 | 0.0066 |
| CS2 | 0.022 |
| Delta Force | 0.01 × Horizontal Sens × Mouse Sens |
例: Valorant 感度0.4・DPI800 の場合、 360 ÷ (0.4 × 0.07 × 800) × 2.54 ≒ 40.8cm/360 (振り向き180°なら約20.4cm)。
計算が面倒なら 感度換算ツール にDPIと感度を入れるだけで、cm/360と各ゲームの等価感度が出ます。
自分のcm/360を実測する方法
- マウスパッド上のマウスの位置に目印を付ける
- ゲーム内で正面の目標物を狙う
- マウスを一直線に動かして視点をちょうど1回転 (360°) させる
- マウスの移動距離を定規で測る — それがあなたのcm/360
理論値とズレる場合は、DPIの設定間違いか、次の設定が原因のことが多いです。
注意: Windowsの「ポインターの精度を高める」はOFFに
Windowsのマウス設定にある「ポインターの精度を高める」は、マウスを動かす速さに応じて移動量を増減させる加速補正です。これがONだと、同じ距離を動かしても速さによって回転量が変わってしまい、cm/360という概念自体が成立しなくなります。
Delta Forceのようにこの設定の影響を受けるゲームもあるため、FPSをプレイするなら必ずOFFにしてください (設定 → Bluetoothとデバイス → マウス → マウスの追加設定 → ポインターオプション → 「ポインターの精度を高める」のチェックを外す)。
どのくらいのcm/360がいいの?
正解はありませんが、目安として:
- 〜25cm: ハイセンシ。振り向きが速いが精密なトラッキングは難しい
- 25〜40cm: ミドルセンシ。多くのプロがこの帯域
- 40cm〜: ローセンシ。精密だが大きく振り向くには腕全体を使う
大事なのは数値の良し悪しより、すべてのゲームと練習環境で同じcm/360に統一することです。
準備ができたら Gridshotで60秒ウォームアップ をどうぞ。ゲームの感度をそのまま入力すれば、同じ振り向きで練習できます。