Delta ForceのADS感度とMDVを理解する
感度換算ツール で Delta Force の感度を出したとき、ゲーム内には「ADS Sensitivity Type」や「MDV」といった見慣れない項目が並んでいて戸惑うかもしれません。このページでは、そのあたりの疑問
- 換算ツールで合わせているのは結局どこなのか
- 「Set Sensitivity Per Zoom」だけにすれば面倒な設定はいらないのでは?
- 引き伸ばし4:3を使っているとMDVの数値は変えるべき?
- MDVの初期値1.33のままでいいの?
に順番に答えます。
換算ツールが保証しているのは「腰だめ」だけ
まず大前提として、このサイトの換算ツールが合わせているのは 腰だめ (hipfire) の振り向き cm/360 だけ です。Delta Force の場合は Horizontal Sensitivity × Mouse Sensitivity の積から振り向き距離を計算しているので、ADS (覗き込み) 側をどう設定していても、腰だめの換算結果は変わりません。
つまりスコープを覗いていないときのエイム感覚は、換算ツール通りに入力すれば他ゲームと一致します。問題はその先、ADS中の感度をどう揃えるか です。ここを担当するのが「ADS Sensitivity Type」の設定です。
「Set Sensitivity Per Zoom」だけでいい? MDVとの違い
Delta Force の ADS Sensitivity Type には、大きく分けて2つの考え方があります。
| 方式 | 中身 | 向いている人 |
|---|---|---|
| MDV (Monitor Distance Vertical) | 腰だめ感度を基準に、各ズーム倍率のADS感度を画面の縦距離基準で自動導出 | ADSまで含めて感覚を統一したい人 |
| Set Sensitivity Per Zoom | 各ズーム倍率のADS感度を独立した手動値として個別に設定 | 倍率ごとに自分で細かく詰めたい人 |
「Per Zoom だけにすれば面倒な設定がいらない」というのは、半分正しくて半分間違い です。
- 腰だめしか気にしないなら、確かにADS設定は不問です。 Per Zoom のまま放置しても腰だめの換算は成立します。
- ただし ADSの感覚まで他ゲームと揃えたい場合、Per Zoom のみだと各倍率の値を自分で計算・調整する必要があり、かえって手間が増えます。MDV を有効にしておけば、腰だめを換算で合わせるだけで全スコープのADSが自動的に「同じ感覚」に近づきます。設定は最初の一回だけです。
換算ツールで「Set Sensitivity Per Zoom + MDV」を推奨しているのはこのためです。楽をしたい人ほど、実はMDVを使ったほうが結果的に楽になります。
引き伸ばし4:3を使っていてもMDVの数値は変えなくていい
ここが MDV の名前 (Monitor Distance Vertical = 縦基準) の効いてくるところです。結論から言うと、16:9でも引き伸ばし4:3でも、MDVの数値は変える必要はありません。
理由は、引き伸ばし4:3が 横方向だけ を引き伸ばす表示だからです。縦方向の視野角と画面マッピングはネイティブ16:9と変わりません。MDVは画面の縦距離を基準に一致点を決める方式なので、横に引き伸ばしても計算の前提が崩れず、同じ係数のまま一貫性が保たれます。
ただし体感面で2つ注意点があります。
- 引き伸ばしでは 横方向の見た目の移動速度が上がります (敵も自分の視点移動も横に速く見える)。これは引き伸ばしそのものの性質で、感度設定をどういじっても消えません。感覚が変わったと感じてもMDVの数値をいじる話ではありません。
- 腰だめの cm/360 は解像度・アスペクト比と完全に無関係なので、そちらも変更不要です。
MDVの初期値1.33の意味と選び方
MDVの係数 (初期値 1.33) は、「腰だめとADSの照準移動を、画面のどの位置で一致させるか」を決める値です。
仕組みとしては、照準の中心から画面の上端までの距離 × 係数 の位置で、腰だめとADSの動きがぴったり一致します。
- 1.33が初期値なのには理由があります。 画面の縦の高さを1.33倍すると、ちょうど4:3画面の横幅になります。CS:GO 系で古くから使われてきた値で、多くの人が「違和感がない」と感じる中庸な設定です (Battlefield の Uniform Soldier Aiming の既定係数も同じ1.33)。
- 係数を下げるほど、一致点が照準の中心 (画面中央) に寄ります。 極端に0へ近づけると、特定の1点ではなく「動く的を追うときの速度」を揃える感覚に近づきます。
- 係数を上げるほど、一致点が画面の外周寄りになり、ADSが相対的に速く感じられます。
大事なのは、客観的な正解はなく、一貫していること です。実用的にはこう考えてください。
- 迷ったら 1.33のままでOK。まず腰だめを換算ツールで合わせるのが先決で、そこが合っていればADSの微調整は後からでもできます。
- 他ゲームのADS感覚を持ち込みたい場合だけ、その方式に寄せて調整する。
- 一度決めたら固定する。係数をころころ変えるのが一番上達に悪いです。
まとめ
- 換算ツールが合わせるのは 腰だめの cm/360 だけ。ADS設定はそれとは独立。
- 腰だめしか気にしないなら ADS設定は不問。ADSまで揃えたいなら MDV を使うと一回の設定で全スコープが揃う。
- MDVは 縦基準 なので、16:9でも引き伸ばし4:3でも 係数は同じでいい。
- 初期値 1.33 は4:3画面の縦横比に由来する中庸な値。迷ったらそのまま、決めたら固定。
Delta Force の感度を出すには 感度換算ツール へ。振り向きの基礎から知りたい場合は 振り向き (cm/360) とは? もどうぞ。